<Header>
<Author: 王昌齡>
<Title: 胡笳曲>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 胡笳曲>
<BookPage: 245>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
城南虜已合，
一夜幾重圍。
自有金笳引，
能霑出塞衣。
聽臨關月苦，
清入海風微。
三奏高樓曉，
胡人掩涕歸。
<End Poem>
<Translation>
北方からおし寄せてきた蠻族は、すでにこの要塞の南方までもまわって、夜のうちに幾重にも包圍を強めている。ところが城中に胡笳を吹くものがあって、出塞曲、入塞曲を吹き、空中遠くひびかせた。聞く場所は關所の近くで月も一だんと冴えわたり、 その清くつめたい調は塞外の湖水から吹いてくる風に乘ってたえだえに聞こえる。高い樓上で夜明けまでに三たび胡笳を吹き鳴らすと、さすがの蠻族どもも木石ではない。 故郷を思う念にかきたてられ、悲哀の感情につらぬかれて、みんな退却してしまった。
<End Translation>
<Formatted Translation>
北方からおし寄せてきた蠻族は、すでにこの要塞の南方までもまわって、
夜のうちに幾重にも包圍を強めている。
ところが城中に胡笳を吹くものがあって、
出塞曲、入塞曲を吹き、空中遠くひびかせた。
聞く場所は關所の近くで月も一だんと冴えわたり、
その清くつめたい調は塞外の湖水から吹いてくる風に乘ってたえだえに聞こえる。
高い樓上で夜明けまでに三たび胡笳を吹き鳴らすと、さすがの蠻族どもも木石ではない。
故郷を思う念にかきたてられ、悲哀の感情につらぬかれて、みんな退却してしまった。
<End Formatted Translation>